Short Short Smile！ 〜photo + story〜

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携帯に嫉妬するなんてバカみたい？


でもわたしは本気だ。そしていつかアイツに負けてしまいそうな気がしてならない。




なんとか気を引きたい一心で声を張り上げる。


「ね、昂矢。一緒にお風呂入ろう？」

「やったー！ いいの？ いつも恥ずかしがるのにー」


バスルームに向かう。

思わずふふんと笑う。

さすがのアイツもバスルームまでは入ってこれないから。


「携帯壊れちゃうから置いてきてね」洗面所から声をかける。


少年は無邪気に答えた。「あ、だいじょぶ。オレの携帯、防水なんだ〜。そっか、風呂でも使えるな。持ってこっと」


…アイツ。性能まであげて挑んできてる。


連敗記録、またしても更新。





でも、負けない。



わたしとアイツの無言の攻防は続く。





〜fin〜





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