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*toko’s eyes*
こんなに幸せでいいのかなって毎日思う。
今日もそんな幸せな日々の一部分。
「ここに座って待ってて」
そう言い残して広臣はショーケースを静かにくまなく見て回り、スツールに座るわたしの目の前にネックレスを広げる。
「これにしよう。記念のアクセサリー」
どんなものでも広臣の選んだ通りにしようと決めていた。
そしてそれは予想通りわたしの好みにしっくりときた。
「嬉しい。ありがとう」
店員に向かって、「これ、つけて帰りたいんですけどいいですか?」そう言って手続きをすませると広臣が大股にわたしに歩み寄る。
「ん。鏡のほう向いてみ?」
少し伸びたわたしの髪を片側に寄せ、ネックレスをつけてくれる。
鏡を見る。可愛い…。
鏡に映る広臣がわたしの肩に手を置きながら、優しい穏やかな笑顔でかがみこむ。
耳元で声がする。
「透子、ありがとな。これからますます頑張ってやっていこうな」
胸が熱くなる。
涙がこぼれてしまいそうで、振り返って広臣を見上げてうなずくのが精いっぱいだった。
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はるか(プロフ) - ありがとうございます! (2019年8月26日 18時) (レス) id: 380a363a91 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - はるかさん» いまメッセージを送りました。読めるかな? (2019年8月26日 18時) (レス) id: ec994ac104 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - はるかさん» ありがとう!嬉しいです! (2019年8月26日 18時) (レス) id: ec994ac104 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 続きを読みたいのですが、パスワードがかかっていて読めなくて…。メッセージの送り方はどうしたら良いですか?書いてあるのを読んだのですがわからなくて。すみません。 (2019年8月26日 18時) (レス) id: 380a363a91 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - いつも面白く読んでいます!仕事終わりの私の楽しみの1つです!!これからも応援しています。 (2019年8月26日 18時) (レス) id: 380a363a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:happysmile2015 | 作成日時:2016年6月21日 14時