大掃除 ページ47
久々のオフ
室内を見回して、思い立つ
メッセージ送信
「5分後、集合。」
気の抜けた姿のアイツが、部屋に駆けこんできた
「どうしたの?」
「ヤバくない?」
「ヤバいね。よしっ、片付けよう。」
腕まくりをして、気合を入れている
そんなアイツの後ろをついて回る俺
「ふぅ〜、・・・終わった。」
大掃除を終えたばかりの俺たち
「動き回ったら、汗かいた。シャワー、浴びてくる。」
「はーい。」
綺麗に磨かれたバスルームへ向かう
汗を流してすっきりした俺は、気分がいい
「ご褒美アイス、アイツにも分けてやるか。」
髪を拭きながらリビングへ戻り、雑誌を纏めている後ろ姿に声を掛ける
「A、お前も浴びてきたら?着替え、置いといたし。」
「ありがとう。」
バスルームへ向かうのを見届け、キッチンへ
「バニラアイスと直人さんから貰った苺、最高の組み合わせじゃん。」
器に盛って、溶けないよう冷凍庫にしまう
「ふぅ〜、気持ち良かった。」
「髪。」
ぽたぽた、水が滴っている
「ドライヤー、いつもの場所に見当たらなくて。」
洗面の所に無ければ、どこだ?
「探してくる。」
パタパタと足音を立てながら、うろちょろしている
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作者名:薫 | 作成日時:2021年5月7日 18時