読めない感情 ページ32
「岩ちゃん。今から、時間ある?」
仕事終わりの岩ちゃんを捕まえる
「話なら、俺の部屋でいいですか。」
近くのコンビニで酒を買って、岩ちゃんと部屋に向かう
「直人さんの聞きたい事って、健二郎さんとのことですよね?」
「あぁ。」
「健二郎さんに彼女がいることは、知っていますか?」
「うん、萌花ちゃんでしょ。」
「実は、俺も彼女とつき合っていました。」
「・・・えっ?」
「お互い知らずに、彼女とつき合っていたみたいです。」
「二股ってこと?」
「そうみたいですね。」
「けどさ、どうしてお互いの事を知ったの?」
岩ちゃんたちに何があったのか話してくれた
「そんなことが。」
Aが知ったら、ブチ切れるだろうな
「健二郎さんに、申しわけないです。」
「いやいや、岩ちゃんのせいじゃないでしょ。」
なーんか、違和感
自分の事でもあるのに、淡々と話している
つき合っていた女が、二股だよ?
「岩ちゃん、ショックじゃないの?」
「俺は、大丈夫ですよ。」
読めない感情
岩ちゃんにも、何か事情がありそうな気がする
でも、触れて欲しくなさそうだ
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作者名:薫 | 作成日時:2021年5月7日 18時