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残酷な事するね ページ26

健二郎に誘われて、通い慣れた店へ
お酒を飲みながら寛いでいると、聞こえてきた足音
やっぱり、呼ばれていたか


「急に呼び出して、すまん。」

「いつものことやん。」


チラッと気まずそうに俺を見てくる
健二郎の方へ行きかけるから、思わず声をかけた


「A、そっちじゃないよね?」

「あ、うん。」


戸惑いながら、俺の横へと座った
飲み物が運ばれてきて、乾杯


「久々にな、彼女ができてん。」


えっ、だって・・・
隣を見ると、懸命に笑顔を作っている


「よかったな、健二郎。」


健二郎の彼女話しを聞きながら、隣が気になってしかたない
テーブルに置いていた健二郎の携帯が、振動している


「ちょっと、待っとって。」


健二郎が、部屋を出て行った


「どういうこと?」


思わず、聞いてしまった


「どうもこうもないわ。伝える間もなく、失恋や。」

「そっか。」


俺たちを包む、気まずい空気
スーッと障子が開いて、健二郎が女性を連れて入って来た
健二郎、知らないとはいえ残酷な事するね
どこかAと似た雰囲気の女を選ぶなんて

ただの友達として→←傷口に塩を塗られた気分



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設定タグ:片岡直人 , 山下健二郎 , 岩田剛典   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2021年5月7日 18時

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