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非常に残念な胸 ページ15
「ええ眺めやなぁって言いたいところやけど、惜しいわぁ。」
脱衣所の扉を背もたれに、こちらを眺めながら立っている山下
「まだ、起きてたの？」
今日は、さすがに何もないと思っていた
「臣ちゃんと話してたら、寝つけんくなった。あと、ほんの僅か大きければ文句なしやったのに。」
「うっさいわ。」
「触り心地は、抜群やのになぁ。非常に、残念や。」
「その非常に残念な胸でも、山下のモノは勃つくせに。」
「男の悲しい性。または、生理現象や。」
「ところで、いつまで見ていく気？」
「ええやん、別に減るもんちゃうやろ。」
山下の視線から逃れるように、素早くタオルで体を拭いていく
隠しても、恥ずかしさが込みあがってくる
「なぁ、A。」
山下の声に、甘さが滲む
「臣がいるでしょ。」
「俺の部屋で爆睡。せやから、なっ。」
「はい、はい。着替えたら、すぐ部屋に戻るよ。」
「ええやん、どうせ脱ぐんやし。そのタオル、一枚で。」
「それもそっか。じゃ、行こう。」
緊張を気取られないように、軽く促す
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作者名：薫
| 作成日時：2021年5月7日 18時
