川村と私と伸たち ページ15
「素敵なお店ですね、桐嶋さん。」
店内を見渡すと、肩を寄せあう恋人同士ばかり。
『うん。デートなら、いい感じ。』
店「川村様、お待ちしておりました。お席へご案内致します。」
声を掛けてきた店員に案内されて、奥の個室へ。
「可愛い♪」
内装を見て喜んでいる彼女。
「すみません、お手洗いどこですか？」
「こちらになります。」
「ちょっと、行って来ます。」
『うん。』
室内に入って、ソファーに座る私。
その隣に座った彼。
「二人きりが良かった。」
『ごめん、空気読めなくて。』
帰ろうとした私の腕を掴み、座らせる。
「ばーか、Aとって意味。」
優しく微笑む彼。
私の手を握る手が、いつもより熱い。
この甘い雰囲気、勘違いしそうになる。
あー、耐えられない。
『えーっと、メニューどこかなぁ。』
「まだいいよ。」
彼が握っていた私の手を自分の口元へもってゆく。
手の甲に柔らかい感触・・・
彼女に見られたらって、部屋の入口に目を向けた。
『涼子？』
隣にいるのは、伸？！
二人が、にっこり笑いながら手を振っている。
慌てて彼から手を離す。
「よう。偶然だな、壱馬。」
にやっと笑う伸。
「はぁ〜。」
『どうして一緒なの？』
「それは、恋人同士だから。」
涼子の腰に腕を回し、自分の方へ引き寄せた伸。
『伸と涼子が？！』
口を開けて、ぽかーんとしている私。
壱・涼子「「驚きすぎ(笑)」」
肩を揺らして笑われた。
「まぁ、一緒に飲もうぜ。」
「はいはい、どうぞ。」
伸たちが室内へ入ってくるのと同時に、水沢さんが戻って来た。
「お二人も、ご一緒だったんですね。」
「まぁね。由紀ちゃん、立ってないで座りなよ。」
あからさまな彼女のアプローチを飄々と交わす彼。
その隣で、お酒と料理の美味しさに夢中な私。
私たちの様子を見て楽しんでいる伸と呆れている涼子。
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薫(プロフ) - 結城瑞沙さん» いつもコメントありがとうございますm(_ _)m ありがたく、嬉しく思っています(^_^) (2019年12月14日 0時) (
レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)
結城瑞沙(プロフ) - ありがとうございます、幸せです！壱馬さんにも幸せになって欲しいです。 (2019年12月13日 19時) (レス) id: 7685bfd8c6 (このIDを非表示/違反報告)
結城瑞沙(プロフ) - 壱馬さん頑張るのじゃ！ (2019年11月28日 20時) (レス) id: 7685bfd8c6 (このIDを非表示/違反報告)
結城瑞沙(プロフ) - お待ちしておりました。壱馬さん一途過ぎて眩しいです。 (2019年11月26日 0時) (レス) id: 7685bfd8c6 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - 結城瑞沙さん» 夜分、すみませんm(_ _)m ゆっくり更新になりますが、気長にお付き合い下さいませ(^-^) (2019年11月13日 2時) (レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫
| 作成日時：2019年11月11日 0時
