Dear my besties 10 〜from Finally〜

第27章　bro & sis’s affection ページ37

ふっと目が覚めた。

見たこともないくらい大きな星があたしたちを見下ろしていた。


すばらしい星空にあたしはしばらく見とれた。



星たちに見守られながらすーすーという寝息やちいさないびきが聞こえるこの部屋は天国みたいだと思った。


みんなでこんなふうに毎日を過ごせたらいいのに。


そう思ってからさっき直人さんが言い出して、みんなであれこれ話していた未来の夢を思い出した。



大丈夫！ あたしたちは大丈夫！



そう思ったら元気が出てきた。のどが乾いたな、と布団からそっと手を出して携帯を見る。三時半。本館の自販機に飲み物を買いに行くことにした。




飛び石の上を歩きながらうしみつどきって何時のことだっけ、みつっていうくらいだから三時かなぁ。え、てかうしみつどきってそもそもなんだっけ、おばけが出る時間のことじゃな……「おい！ 単独行動は校則違反だぞ！」「きぇ……」


叫びかけたあたしの口を大きな手がふさいだ。

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