登坂広臣に、嫁ぐことです

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剛典side


人「で？その婚姻届は、どうなったの？」

「今朝起きた時には、まとめてゴミ箱に捨てられていましたよ。」


突っ込まれていたという表現の方が正しいかも


己「そのまま？」

健「悪用されんように、破いときましたけどね。」

「よくこれだけの枚数を用意したなって感じで。」


ある意味、臣さん凄いよ


健「めっちゃ、用意しとったからな。」


面白がって、健二郎さんが撮影した画像を見せる


E「マジで、最高(笑)」

「腱鞘炎になりかけたし。」

健「ほんまにな。」


そんな会話が聞こえてきても、全く気にする素振りもない臣さん


隆「ねぇ、臣。」

臣「ん？」

隆「どうして、Aさんなの？」


それ、俺も思った

Aさんは、臣さんの事を全く何とも思ってないみたいだし


臣「正直さ、わかんねぇ。」

臣以外「え？」

臣「気分転換で行った花園に、先客がいてさ。」


花園って？と聞いてくるリーダー二人は、ひとまず置いといて


健「それが、Aさんやったんや。」


ゆっくりと、うなずく臣さん


「初対面の印象は？」

臣「最悪だった(苦笑)」

臣以外「え？」

臣「ベンチで胡坐かいて、焼き鳥食べながらカップ酒を飲んでたし。」

己「何か、すごいな。」

「でもその姿、想像できる気がする。」

人「そんな感じの人なの？」

健「ちっこくて可愛いけれど、中身おっさんでしたわ。」


うん、そんな感じ

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