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「臣。」

臣「・・・ん、ひっく・・うっ、あい。」


ぼろぼろ涙をこぼしながら、顔を上げてAさんを見る臣ちゃん


「3秒以内に泣き止め。3、2、1。」


カウント、早っ


岩「すげぇ、泣き止んだ。」


おいでって手招くAさんの前に、臣ちゃんが項垂れながら近寄る


「臣、いいこだねー。」

臣「へへッ(笑)」


よしよし、頭を撫でられて嬉しそうに笑う臣ちゃん

何か、飼い犬の訓練みたいに見えてくる

臣ちゃんにしっぽがあったら、ブンブン振ってそうやわ

問題は、一華さんの方や


一「やー、触んないでー。」


またもや、臣ちゃんたちの元へ向かおうとする


岩「一華さん、だめ――うわぁっ。」


止めようとした岩ちゃんは、吹っ飛ばされた

直己さんも今回は、太刀打ちできず


一「私のなのー。」


隆二と俺で、何とか一華ちゃんを宥めようとしたけどあかんかった

臣ちゃんに、抱きついて離れようとしない

ヤバい、Aさんの眉間にシワが寄り始めとる


「隆二、ヤバいで。」

隆「わかっているけど、無理だよ。」

「一華さん。臣ちゃんから、一旦離れよう。」

一「やー。」


か弱そうなくせして、めっちゃ力が強いねんけど


臣「離れて。」


臣ちゃんが、体に回された一華さんの腕を振り払った

一華さんの方へ向き直った臣ちゃん


臣「はっきり言わないと、わからない?」

一「やだ、聞きたくない。臣君、言わないで。」


縋りつく一華さんを冷めた目で見る臣ちゃん


臣「Aさんの知り合いじゃなければ、親しくしてない。一線を引かせてもらう。」

一「一線って?」

臣「ただの仕事相手、それ以上でも以下でもない。個人的な連絡は、今後一切とらない。」


俺らもビビってしまうくらい、冷たい口調で淡々と話す臣ちゃん


一「どうしてそんなこと、言うの?」

臣「俺のAさんをこんな人呼ばわりしたから。」

一「・・・。」


呆然としている一華さん


人「一華さん、自分の部屋に帰ろう。」


いつの間にか起きてきた直人さんが、優しく声をかけて促す

岩ちゃんと二人で、ふらつく一華さんを支え部屋を出て行った

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作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ははりんさん» ははりんさん、コメありがとうございます(*^_^*)ご期待に沿えればよいですが、頑張って更新させていきますm(_ _)m (2019年2月17日 22時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
ははりん(プロフ) - こんにちは、臣くんつくすんだね。羨ましいです(^o^)臣くんのやきもちとかいっぱいほしいな〜(^з^)-☆ (2019年2月17日 13時) (レス) id: 760ff1d5c4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 空豆さんコメ、ありがとうございます(^_^)更新、頑張ってします(^-^) (2019年1月25日 15時) (レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)
空豆(プロフ) - こんにちは。臣さんが面白すぎて笑っちゃいました。どうなっていくのかとても楽しみです。2人にはハッピーになって欲しいです!これからも頑張ってください。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: a02c01d798 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 玲奈さん» 玲奈さん、おめでとうございます(^-^)素敵なお誕生日過ごせましたか?更新頑張って書きますね(^_^ゞ (2018年12月21日 5時) (レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年12月18日 1時

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