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リビングのソファーに、向かい合わせに二人を座らせる


「お待たせしました。」


元彼さんには、コーヒー

俺とAさんには、カフェラテ

カップを置き、Aさんの隣に座った


「それで、どのような用でしょうか?」


カップに伸ばした手を止め、俺たちを見てくる


「自己紹介した方が、いいかな?」

「結構です。俺にとって、覚えなくていい情報なので。」

「あっそ。悪いけど、二人で話がしたいから席を外してもらえないかな。」


にこっと笑う元彼さん


「お断りします。」


即答して、笑顔を返す


「それで、話ってなに?」


Aさんの顔色が、また悪くなっている

体調か、元彼さんのせいか

どちらにせよ、早く寝かせてあげたい


「えーっと、あのさ、」


俺を気にしながらも、元彼さんは口を開く


「あの子とは、一度きりだった。つき合うこともなければ、会ってもいない。」

「それで?」

「今もAのことが、好きだ。」

「今さら言われても、どうにも出来ない。ただ、」

「ただ?」

「つき合っていた時、私なりに和樹が好きだった。」


Aさんが、元彼さんの目を見て告げた

しばらく、お互いを見つめ合う二人

すっかり忘れ去られた俺の存在


「A。」

「ん?」

「俺たち、やり直さないか。」

「だから、無理。」

「俺のことを許せないから?」

「ううん。和樹の浮気を知った瞬間に、私の気持ちが消えちゃったから。」

「どうして俺が、浮気したかわかる?」

「さぁ。」

「Aに、俺を意識してもらいたかった。俺ばかり好きで、いつも追いかけていたから。どうしたら、俺を見てくれるのかって・・・苦しくて、切なくて。」


Aさんのせいで、浮気をしたとでも言いたいのか?


「だからって、浮気していい理由になりませんよね。」

「口を挟まないでもらえるかな。」

「臣とは、恋人なの。」


いきなりの呼び捨てと発言に驚いた

でもそこは、俺も演者だからクールに乗り切る

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers ,   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ははりんさん» ははりんさん、コメありがとうございます(*^_^*)ご期待に沿えればよいですが、頑張って更新させていきますm(_ _)m (2019年2月17日 22時) (レス) id: 5d982d1368 (このIDを非表示/違反報告)
ははりん(プロフ) - こんにちは、臣くんつくすんだね。羨ましいです(^o^)臣くんのやきもちとかいっぱいほしいな〜(^з^)-☆ (2019年2月17日 13時) (レス) id: 760ff1d5c4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 空豆さんコメ、ありがとうございます(^_^)更新、頑張ってします(^-^) (2019年1月25日 15時) (レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)
空豆(プロフ) - こんにちは。臣さんが面白すぎて笑っちゃいました。どうなっていくのかとても楽しみです。2人にはハッピーになって欲しいです!これからも頑張ってください。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: a02c01d798 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 玲奈さん» 玲奈さん、おめでとうございます(^-^)素敵なお誕生日過ごせましたか?更新頑張って書きますね(^_^ゞ (2018年12月21日 5時) (レス) id: becf62c358 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年12月18日 1時

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