登坂広臣に、嫁ぐことです

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人「ところで、Aさんは？」

一華「会社を出る寸前で、上司に呼び止められまして。」

臣「すぐに済む用事ですか？」

一華「来週からの海外勤務についてだから、すぐかな。」

隆「え、海外勤務？」

健「それって、すごいんちゃうの？」

岩「直人さん、臣さんが！」


岩ちゃんの声に、臣を見た

・・・え、こわッ

白目を向いて、気を失っている


隆「臣、しっかりして。ねぇ、おーみー。」

E「やべぇー(笑)」

岩「おもしろすぎ(笑)」

健「インスタあげてええかな。」


笑いながら、臣に携帯を向けている三人


店「いらっしゃいませ。」

一華「あ、Aさん。」


店の暖簾をくぐって、Aさんが入って来た

パチッと目を覚ました臣

スッと立ち上がり、迎えに


臣「お疲れ様です。」

「ん、お疲れ。」


サッとAさんの鞄とコートを預かり、自分の隣へとエスコートする臣


「皆さん、こんばんは。遅くなって、すみません。」

人「いえ、いえ。こちらこそ、お忙しいところすみません。」

「いいえ、とんでもない。皆さんとお会いしたかったので、嬉しいです。」


ん？至って、普通の女性じゃね？


己「全員揃いましたね。さ、もう一度乾杯しましょう。」

臣「Aさん、ビールです。」

岩「一華さんもどうぞ。」


え、いつの間に注文したの？


一華「岩田さん、ありがとうございます。」

岩「俺のことは、岩ちゃんで。あと、タメ口で話してもいい？」

一華「いいよ、岩ちゃん。」


おい、こら岩田

ちゃっかり、一華さん呼びで仲良くなってんじゃねーよ

乾杯を済ませた後は、一華さんを挟んで岩ちゃんと健二郎の攻防戦

直己とELLYは、そんな様子を見守りながら飲んでいる

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