dash20 ページ20
☆広臣’s eyes☆
夕方のサークルの集まりを終え、隆二とふたりでぷらぷら歩きながら駅に向かっていた。
広臣「なー、メシ食ってかねぇ？」
隆二「Aのお母さんがごはん作ってくれてんだろ？ たまには食ってやれよ。お母さん、広臣くんは全然家にいないってさみしがってるってA言ってたぞ」
なんか今日はいちいちめんどくせーな、こいつ。
広臣「なんか落ち着かないんだよなぁ。いい人なんだよ？ いい人なんだけどさぁ。家に帰って母さんとAが…あ！ あれ？」
思わず立ち止まる。
ファミレスの窓際の席にAがいた。男と向かい合って座ってる。Aは真剣に下を見ながらなにか話しているけど男は頬杖をついてぼんやりとAをみている。
制服。高校生か？ 小柄だけどすげぇ整った顔をしてる。
超がつくイケメン。
Aが顔をあげてなにか言うと、はっとした顔であわててうなずくけど、Aがテーブルに視線をおとすと、ふにゃけた顔で再びAをみてる。
すぐにわかった。
あいつ、Aにほれてるな？
てゆーか、誰だよ、あいつ？ Aがふたりきりでファミレスで飯食う男が隆二以外にいるのか？
はっとして隣の隆二をみると、ものすごい形相に変わっている。
やっべ、これはやばいパターンだ。
普段は温厚だけど、隆二はいったん怒りだすと手がつけられなくなる。
オレでさえおっかないと感じる低い声で隆二がいう。
隆二「オレ、あいつ知ってる。うちの附属高校のサッカー部で、確かプロからも話がきてるって。イケメンだとかいって雑誌かなんかに載ってるのみた」
そう言うと隆二はそのまますたすたと歩き始めた。
広臣「あれ？ このままでいいの？」
隆二「いいの！ オレはAを信じてるから！」
そう答える隆二の顔が恐ろしくてオレは、さ〜てと帰るかな、とつぶやいた。
隆二「ざけんな。飲み行くぞ」
そのままオレは連行されて、もちろんつぶされた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 654人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
happysmile2015(プロフ) - みちゅさん» キュンキュンレポート（笑）ありがとう！ ここから臣くん、エンジンかかりますのでよろしくね♪ぜひまた感想聞きたいです。ありがとう☆ (2015年7月5日 7時) (
レス) id: f29149646d (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 冷静な臣君、冷静でいられない臣君。どっちにもキュンキュンです！！ 2もすぐ読みます！ (2015年7月5日 2時) (レス) id: cd09dba1d6 (このIDを非表示/違反報告)
莉沙(。・｀ω・´)(プロフ) - はい！応援してます！ (2015年7月4日 1時) (レス) id: 4409ca6c3d (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - 莉沙(。・｀ω・´)さん» わーい、ありがとう！ がんばるー！ (2015年7月4日 0時) (レス) id: f29149646d (このIDを非表示/違反報告)
莉沙(。・｀ω・´)(プロフ) - この小説大好きです！これからも頑張って下さい!! (2015年7月4日 0時) (レス) id: 4409ca6c3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：happysmile2015
| 作成日時：2015年6月29日 10時
