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両親はどうして、と聞かれるかと思ったけれど結花ちゃんはなにも聞かなかった。


「結花ちゃんもわたしのこの気持ち、わかるんじゃないかな。このコーヒーの味、覚えておいてね。必ずね」


結花ちゃんは小さくうなずき、コーヒーを飲み干すときっぱりと言った。


「あたしたち、このコーヒーと紅茶と食事とデザートで勝負だね。もっともっといろんなひとにここに来てもらっておいしいって言わせたい。そのためなら雑誌でもなんでも出るよ、あたしも」


わたしはうなずいた。胸が熱くなる。はっきりとこの子は仲間だと実感する。仕事でこんな感覚を誰かに抱くのははじめてだった。

目が熱くなったことに気づいてコーヒーを飲み干し、あわてて話をそらす。


「香水、やめたんだね」

「うん。せっかくのこのコーヒーの香りが殺されちゃうのはもったいないってわかったから」

「珍しい〜。自分を曲げることもあるんだ」

「それが正しいと思えば直すよ、あたしだって」

「頑固なのにね〜」

「はぁ? Aさんに言われたくないし!」


結花ちゃんは立ち上がると二人分のマグカップとティーカップを洗い「じゃあ帰りまーす」と言って店を出て行った。

あっさりしてる、と思わず笑った。


そのとき背後でドアが小さく開く音がして、「どなってごめん」という声が隙間から入り込んできた。振り返ったときにはドアは閉まっていた。


もう一度ふふっと笑った。

第8章 some encounters/some fights→←☆



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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣 , 片岡直人   
作品ジャンル:恋愛
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happysmile2015(プロフ) - カズアキさん» 8角形かも。あれ、まだひとりでてきてないなー。くくく。 (2018年10月13日 1時) (レス) id: cb38dfaa48 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - カズアキさん» 最初は「オレはゲイじゃない」だけにしようかとも思ったのだけど、いまのに落ち着きました。ひとりでも刺さってくれたなら大成功! ありがとう。 (2018年10月13日 1時) (レス) id: cb38dfaa48 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - ユキさん» バンカーはわたしのテリトリーですな! わたしはワンオクのグッズを買うか頭を悩ませ中…。だってもう10日切ってる…ラバーバンドはほしい…ブツブツ (2018年10月13日 1時) (レス) id: cb38dfaa48 (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - ともさん» いまも続けてくれてる?10日近く前だからさすがにもう止まったかな?いつもコメントありがとうね! (2018年10月13日 1時) (レス) id: cb38dfaa48 (このIDを非表示/違反報告)
カズアキ(プロフ) - えっ??このお話何角関係になるんですか?? (2018年10月8日 13時) (レス) id: 7e4d9a1edc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:happysmile2015 | 作成日時:2018年9月7日 17時

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