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「ねぇ! なに。さっきからおっかない顔で黙ったまんまで……。なにか言いたいことがあるなら言ってよ!」

「うん……あのさ。俺んち、まぁまぁ複雑だって言ったよね」

「え……? あ、うん、……言ってたね。詳しくは聞かなかったし、登坂さんも話さなかったからよくは知らないけど」

「俺の母親、熟年再婚……っていうのかな。まぁ再婚したんだよ」


思いもしない話が臣の口から飛び出し、それがどう転がっていくのかわからず、わたしは困惑していた。


「ちょっと長くなるから手動かしながら聞いて」


ゴムべらをふたたび握りなおしてボウルの中身をかきまぜながらわたしは臣にうなずいてみせた。


「その前にひとつだけ。付き合ってるんだ、片岡さんと。驚いたよ、なんていうか……まぁ驚いた。……で、片岡さんは知ってるの? 俺たちの、その、昔のこと……」



直人、付き合ってるって話したんだ。ふたりの話を聞いてるつもりでいたけど、やっぱりあのときはほとんど眠ってしまっていたのだと改めて気づく。

臣と別れてずいぶんたつんだし、悪いことをしているわけでもないのになぜか心臓が跳ね回る。動揺を必死で隠してなにげなさを装いながら首を振る。


なぜわたしは動揺しているのだろう。



「ふーん、わかった。じゃあ余計なことは言わないよう気をつけるよ」


こころの見えない表情で臣が合わせた両手を見下ろす。





ちっとも変わってない。




このひとは、こころを見せない。

☆→←第5章 my sister



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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣 , 片岡直人   
作品ジャンル:恋愛
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happysmile2015(プロフ) - カズアキさん» smileさんちのけなげ臣…。あはは。確かに。プリキュア、わたしもさっぱりだよ。55人もいたなんて知ってた? 55人て! 勉強になるわー。 (2018年8月8日 9時) (レス) id: 33f6546aee (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - ともさん» あってしまったら幸せがなくなっちゃいそうって印象的だなぁ。なるほどね。夢をみている時間が一番しあわせなのかもしれないね。そうだね。 (2018年8月8日 9時) (レス) id: 33f6546aee (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - こげおさん» アクアがわかるこげ様がすごいわ。 (2018年8月8日 9時) (レス) id: 33f6546aee (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - ユキさん» えぇっと…。ユキちゃんが言ってることが外国語のようにさっぱりわかんないんだけど…。唯一わかったことはプリキュアってもう15年もやってて55人もいるんだってこと。55人?! ひとりだと思ってた。びっくり! イヤホントに。 (2018年8月8日 9時) (レス) id: 33f6546aee (このIDを非表示/違反報告)
カズアキ(プロフ) - 臣の『イモート』どんな子?そこを想像しちゃいましたw 臣は主人公ちゃんとの接点を増やしたい?大切な人の体が心配?smileさんちの臣サマが“けなげ臣”で新鮮です。プリキュア、全然わかりません。 (2018年8月7日 18時) (レス) id: 7e4d9a1edc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:happysmile2015 | 作成日時:2018年7月7日 15時

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