隣の家のギャル好きさん② (ページ10)

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スーパーヒーローページ10

A｢怖かった･･･｣

樹｢大丈夫？｣

A｢樹、なんで･･･｣

樹｢おばさんにさ、頼まれた。何かあったら助けてくれって、おばさんは助けられないからって。あとお前、行く時に助けてって言ったろ？｣

見えてたんだ、私の助けてって言葉

あの人が触ってきた感覚が蘇って体が震える

怖かった、樹がいなかったらきっと今頃･･･

樹に強く抱きしめられて、痛みと温かさで恐怖が和らぐ

やっぱり樹じゃなきゃやだ、スーパーヒーローの樹にしか心がいかない

A｢･･･どうしてさっきキスしたの？｣

樹｢ん？その方が俺の本気が伝わるから｣

A｢え、好きになってくれたの!?｣

樹｢え、全然？｣

A｢さっきのときめき返せよ｣

なんだ･･･、私の事好きって気づいたから来てくれたと思ったのに

樹｢でもお前の事、誰にも取られたくない｣

A｢へ･･･｣

こいつ、とんでもない事言い出した

そんなの、私が喜ぶに決まってるじゃん

私の事取られたくないって思ってるだけで充分

それでも私にとっては大きな1歩だよ

樹にくっついて部屋を出た、樹の提案でスーツとワンピースのまま、六本木辺りをデートして帰っていった

ちょっと浮いてたかもしれないけど、私にとっては樹が珍しくエスコートしてくれるだけで幸せだった