隣の家のギャル好きさん② (ページ20)

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夢？ページ20

樹｢お前バカだな？何回も危ない目に合うなよ、まぁスーパーヒーロー樹が助けてやるけどさ｣

A｢･･･なんで｣

樹｢なんで？んー･･･ここでは言いたくねぇな(笑)ほら、帰ろうぜ！｣

樹に支えられながら駅に向かう

電車の中、樹はずっと私の手を握ってくれてた

その手の温もりが暖かくて、つい泣きそうになるのを必死で抑える

家まで送ってくれて、ようやく涙を流せた

A｢･･･っ、こわっ、かった。ｸﾞｽｯ｣

樹｢当たり前だろ、ホテルに連れてかれそうになるのは焦ったわ｣

いつもの様に樹はずっと抱きしめてくれて･･･

やっぱり無理だ、私･･･樹以外に好きな人なんて出来ないよ

でも、樹は私を好きになってはくれない

苦しい･･･こんなにも好きなのに、報われないこの想いが苦しいよ

A｢うぁっ･･･樹、好きだよっ。好きなのにぃ、ｸﾞｽｯ｣

樹｢んへへっ、俺も好きだよ｣

A｢へぁ？｣

樹｢ははっ！ひっでー顔(笑)｣

今･･･なんて言った？

A｢樹･･･今なんて、｣

樹｢好きだよ、A｣

A｢ゆ、夢？これ･･･夢だ｣

樹｢んはっ！夢じゃねーよ(笑)これで信じられるだろ？｣

樹の顔が近づいて･･･とっても優しいキスをした

目がチカチカする、樹の周りがキラキラしてるみたいに見える

あ･･･これやっぱ夢だ

そう思った時にはもう、私は瞼を閉じてた