隣の家のギャル好きさん② (ページ14)

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変樹side ページ14

樹side

最近、Aの様子が変だ

前までは俺に会いによく家に来るのに、最近は全然来ない

来ないし、すれ違いもしない

樹｢俺･･･なんかしたんかな？｣

彗｢彼女の香水付けてりゃ避けるでしょ｣

樹｢うっそ、俺匂ってた!?やばっ｣

彗｢･･･なんでやばいって思ったの？好きじゃないんでしょ？｣

樹｢･･･なんでだろ｣

言われてみれば、なんで俺･･･慌てたんだろう？

彼女はあいつじゃない、あいつは幼馴染

なのになんで･･･？

自分の部屋に来て、窓を叩く

樹｢最近なんで来ないの？｣

A｢ごめん、レポートが忙しくて｣

樹｢レポートに1ヶ月も？卒論じゃねぇんだから、そんな嘘バレるわ｣

A｢･･･もう、疲れたの｣

その言葉にドキッとした

俺の態度？言葉？行い？

一瞬で何かを予想するけど、俺の予想より遥か上の答えが返ってきた

A｢私、樹の事好きでいるの疲れた｣

樹｢･･･何だよそれ｣

A｢私、一生追いかける恋なんて嫌だ。私だって愛されたい、だから･･･｣

樹｢お前ってそんな奴だったの？ガッカリだわ｣

違う、そんな事が言いたいんじゃない

A｢･･･樹に、分かるはずないよ。好きな人に振り向いて貰えない辛さなんて｣

泣きそうな顔をして、Aは窓を閉めた

樹｢･･･ふざけんなよ、お前は俺が好きなんだろ？ならずっと、好きでいろよっ｣