隣の家のギャル好きさん② (ページ2)

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樹の悩み② ページ2

A｢で、相談って？｣

樹｢うん、俺さ･･･前のドラマでグループだった1人の奴に、また6人でやらないかって言われて｣

A｢うん｣

樹｢悩んでる、断るか断らないか･･･｣

A｢えぇ～、そんな事？｣

樹｢そんな事ってなぁ！｣

私は樹が悩んでたのを知ってる

グループが解散した時も悔しそうにして、自分のせいじゃないかってきっと考えたと思う

個々に活動してたとはいえ、グループの1人だった人が活躍していくのは羨ましかっただろう

それでも6人の話を私によく話してくれて、樹がメンバーの人達が大好きなんだなって伝わる

だからこそ、その人の提案は受けるべきだと思う

樹にとっても、メンバーにとってもプラスになるんじゃないかな･･･

A｢樹、その人達の事大好きでしょ？一緒にまたやれる機会が来たんだよ？それは行かなきゃ｣

樹｢でも･･･また解散したら｣

A｢解散しないように必死に抗いなよ！猛抗議しないよ！私、また樹のラップ聞きたいな？｣

私の一言でハッとした顔をした

どうやら樹の決意が固まったらしい、さすが私だね！

樹｢頑張るわ、俺･･･｣

A｢頑張れ、樹｣

樹｢はぁー、これで彼女いたら幸せなんだけどなぁ｣

A｢私がいるから無理だもんね？(笑)｣

ムッとした顔で見られる、さっきのお返しだバカ

あれ以降、樹は色んな子と付き合うけど、結局私と樹の関係性を良く思わない子が多くて別れる

もう私にしたらいいのにさ？