キス ページ29
大我｢トロッコで来た時、樹に手降ったでしょ｣
A｢へ？あ･･･ダメだった？｣
大我｢なんで俺に振らないの？｣
A｢･･･だって大我くん、そっぽ向いたもん｣
樹くんに手を振ったのが気に食わないみたいだけど、私だってそっぽ向かれたの気に食わないもんね
ほっぺをぷくっと膨らませれば、大我くんは急に笑いだした
A｢･･･？｣
大我｢はははっ、何それ可愛いんだけど(笑)｣
大我くんに可愛いなんて言われた事無くて急に照れる
普段そんな事言わないじゃん！
A｢もう！私帰るからね｣
大我｢誰が帰っていいって言ったの？｣
私の後ろに大我くんが立ってて、私の腰辺りを掴んで離さない
なにこれなにこれ!?こんな少女漫画みたいな世界、本当に実在するの!?
心の中がパニック過ぎてどんどん顔が赤くなる
大我｢フッ、耳まで赤いけど？｣
A｢やっ、耳元で･･･喋らないで｣
大我｢ふーん、耳が弱いんだ？じゃあ･･･囁いてみようか？｣
弱点を知った大我くんは、私の耳元で囁くように話しかける
くすぐったくて、何かがゾワゾワして･･･
A｢･･･っ、た、大我くん！もっ、止めて｣
大我｢何それ、反則でしょ｣
大我くんの方を向けば、後頭部を手で押さえられて
そのまま顔が近づいて、キスをした
舞台上じゃない、私生活での初めてのキス
何となくスポーツドリンクみたいな味がして、しばらく思考停止した
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ぶんぶん(プロフ) - あぷるさん» ありがとうございます！これからの展開もお楽しみに！ (2020年12月10日 17時) (
レス) id: f9aea645bd (このIDを非表示/違反報告)
あぷる(プロフ) - 移行おめでとうございます！これからも楽しみにしています♪ (2020年12月6日 0時) (レス) id: 020fb8021d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶんぶん
| 作成日時：2020年12月2日 19時
