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RJ「はあ…何だこれ、意味分からない」
『これはその数式の応用で…』
数学はレポートとか無くて普通に学力勝負らしく、ただでさえ日本語で意味分からないテキストと戦いながらの勉強。
これこの学校にAみたいに中国語ができる人が居なかったら、俺どうなってたんだ…？と思うくらいには難しい。
『ロンジュン、あなた普通に日本語とか関係なしに数学苦手でしょ』
RJ「バレたか…」
『中国にいた時に勉強は出来たの？』
RJ「文系で」
放課後の教室の隅で、傍から見ると甘い空気かもしれないが、そこそこスパルタ授業を受けていた。
『これ違うって、この数式じゃないと』
RJ「何が違うって言うんだよ…」
『全部違うでしょ』
もう一回やってみて、と言われて、その数式に当てはめればやっぱり出来た。
Aは恐らくだけど、いや確実に、頭がいい。
RJ「…理系？」
『文系だけど…』
RJ「…俺今すっごい馬鹿に見えてる？」
『すっごいでは無いよ、少しね』
頭を抱える俺の事を、凄く面白そうに笑った。
…いや、まあ…笑顔ならそれでいいけれど。なんてよく分からない考えまで生まれてしまっている。
『じゃあ次はこの、』
RJ「これってさ、」
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顔を上げたら、すぐ目の前にAが居て。
すぐにキス出来てしまいそうな距離。
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RJ「Aは…俺達の関係が、どうなれば良いと思ってる…？」
『…私は、まだ分からない…けど、』
そっと、唇が重なり合った。
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作者名：ちょんぽむ
| 作成日時：2023年3月23日 11時
