はるばる君を【RJ】 (ページ15)

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『それが一学期の終わりくらいだったんだけど…だからね、二学期になって、ロンジュンが私の前に現れてくれて凄く嬉しかった』

RJ「…俺が？」

『希望の光のようだったって私の事を言ってくれたけど、それはむしろ私の台詞だよ』

だからありがとう、そう俺の目を見て言った。

RJ「俺が、そんな存在になれてたの？」

『じゃなきゃこんなにずっと一緒に居たいなんて思わないよ』

Aは立ち上がって自分の荷物を纏めた。

突然のことに俺も一緒になってバッグを持って立ち上がると、そんな俺の様子を見てクスリと笑う。

『まだ陽は落ちなそう』

RJ「もしかして、」

『カラオケ、一時間くらい行けそうだね、門限ある？』

RJ「別に無いけど」

『じゃあ喉が枯れるまで！笑』

早く行こう、と俺の手を引くAに無理やり引っ張られながらも、心はとても弾んでいた。

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