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見ている、と言ったって全然日本語が分からない俺には手助けも何も出来ない。
ただ、こんな感じの文章なんだけどどう？ってわざわざ中国語にしてもらってから意見を出したり、合図ち打ったり。
ただ、ショウタロウに話を聞いたせいか、この子の隣に居てあげたいって思ってしまってつい口走っていた。
目の前にいる彼女は俺に春のような暖かさを与えてくれたから、真冬のような孤独さに気付けなかった。
『新たに中国からの転校生を迎え、益々賑やかなクラスになりました。えっと…二学期は文化祭もありますが、全員が心から楽しめますように！…これでどう？』
RJ「……」
『ロンジュン？』
RJ「ん？ああ、いいと思う」
考え事をしていたら、ぼーっとしていたようだ。
ロンジュン変なの、と言って笑うと、それを綺麗な文字でスラスラと原稿に書いて、満足気に「出来た！」と笑った。
いい笑顔。
こんな綺麗に笑う子、だからこそ、なのか。
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RJ「…Aは俺にとって希望の光のようだった」
『ん？』
RJ「だから…俺も、Aにとってそんな存在になりたい」
『…ロンジュン、どうしたの？』
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RJ「…A、俺実は…聞いたんだ、一学期に起きた話」
『……っ、』
君が、ずっと一人で抱え込んでいた話。
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作者名：ちょんぽむ
| 作成日時：2023年3月23日 11時
