《２》トリップしても普通に生きたい！！《２》

風見さんいつもお疲れ様です！！！！！！ ページ9

どどどどどどど、どうする！！！！



『降谷さん！風見さんから電話きてますよ！』



いくらゆすっても起きない降谷さん



よくそれで公安が務まるな！！！！！



人の気配で気付くのが降谷さんでしょ！！
ゆすっても起きないとかやばいですよ降谷さん！！！！



『で、出るしかないのか…？』



さっきから三回ぐらいかけなおされてるし…



えぇい！！覚悟を決めろ！！！！！



『はい、降谷の携帯です』



"降谷さ…あなたは？"



『降谷さんの知り合いです。
怪しいものではないのでご安心ください』



"…そうですか、降谷さんはいらっしゃいますか？"



『それが、就寝中でなかなか起きず…
本人に伝えることもできますが起こしますか？』



"いえ、就寝中でしたら大丈夫です
すみませんがあなたを信頼して伝言を頼んでもよろしいでしょうか"



『はい、書き留めてはいけないものですか？』



"出来れば残しておきたくはないので
覚えて頂けると恐縮です"



『わかりました、お願いします』



"四日後、ＧＷにて警備を強化させました
詳しくは後程ご確認お願いします、と"




四日後、ＧＷ強化…
キュラソーが公安に乗り込みＮＯＣリストを奪う日…！？




『はい、わかりました
降谷さんに伝えておきます』



"ありがとうございます
…一つお伺いしてもよろしいですか？"



『はい？なんでしょう？』



"あなたは降谷さんのお知り合い、と言いましたが…"




多分風見さんの言いたいことはわかる。
知り合いじゃなくて恋人じゃないかってこと




『恋人ではないですよ
…ただ、私が降谷さんに想いを寄せてるのは確かです』



"…そうですか、不躾な質問失礼しました
では伝言のほう、よろしくお願いします"




『はい、失礼します』




電話が切れた後、画面を見つめる。



風見さんと話してしまった！！！！
しかも信頼して伝言まで預けてくれたぞ！！！！



やばい！！！信頼度アップ！！！！！←




『ほわぁ、』



朝から幸せすぎた…。



『…さて、降谷さん起こさないと』



ていうかこの時間まで寝てるってのは
今日はお休みなのか？そんな話してたっけ



覚えてない！！



『休みならおこしちゃまずいよね』



そーっと膝から降谷さんをどかして
クッションを枕にし、掛布団をもってくる。



降谷「…っん」



んっ、って言ったぞこのひとｫｫｫｫｫｫｫｫ

名前で呼んでしまった！！→←アアアアアアア！！！！

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