《２》トリップしても普通に生きたい！！《２》

アアアアアアア！！！！ ページ8

『降谷さんもう日常会話にハニトラが含まれてます』



顔を覆ってため息をつきながら降谷さんに告げる



降谷「ただAのことを知るのに
なんでハニトラが関係してくるんだ」



『私には降谷さんの存在自体がハニトラなようなものなので
何してもハニトラにしか見えないということですね』



降谷「俺が何やってもハニトラなら意味ないじゃないか」



『色気の暴力がひどいんです！！』



降谷「なら我慢しろ」



『理不尽！！』



降谷「とにかく俺の質問に答えろよ」



『降谷さんそれは通常運転ですか
それとも酔っちゃってるんですか』



降谷「お前の好きなやつって誰だ」



『酔ってるんですか！酔ってるんですよね！？』



口調もなんだか危うくないですか！！
それ結構前からか！！！


(もう一回執行しに行かなきゃ)



降谷「おい、誰なんだ」



『降谷さんが一番わかってるんじゃないですか！？』



今も昔も降谷さんが好きですわ！！！！



降谷「なんだ、俺の事だったのか」



何ですかその確認！！！！




『私いつになっても降谷さんには慣れそうにないです』



降谷「じゃあいつまでもからかってやるよ」




ぐいっ、と引っ張られて頬にキスをされる




『ッ！！！！』




みなさんご想像通り、顔が真っ赤になりましたわ。




『ふ、るやさん…！』




パッとキスされたところをおさえて
降谷さんを見る。



…私の膝でおねんねしてます←



『膝…私の膝…ナイス働き…』



処理速度が追い付かないですわぁ




『待って、朝までこのまま？』



降谷さんが風邪ひいちゃう！！！！←



『とりあえず動けないから私の上着掛けとこう』



降谷さんあったかすぎた、寝た。





----------





『…、ん』




日差しが部屋に差し込みその眩しさに目が覚めた




『んんーっ、』




背伸びをして時間を確認する



膝にはまだ就寝中の降谷さんの姿



『いつも朝にはいないと思ったのに珍しい』



寝顔を見るチャンスでは！？



とか思ってたら電話が鳴った。



『私のじゃないな』



ポケットにある私の携帯ではないのを確認すると
テーブルの上にある降谷さんの携帯が鳴っているのを見つけた



『降谷さん、降谷さん
携帯なってますよ、降谷さーーん！』



一 向 に 起 き な い



『どうするか』



さすがに公安の携帯に出るのはまずいやろ
とか思いながら携帯を開いてみる



"風見裕也"



『風見さん！！！！！！！』

風見さんいつもお疲れ様です！！！！！！→←生活の中にハニトラが組み込まれている

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す