《２》トリップしても普通に生きたい！！《２》

普通の人ってなんだっけ ページ22

「安室さん特製のサンドイッチ二つ！」



「あと飲み物アイスココアとアイスティーで！」



安室「はい、かしこまりました
ご注文は以上でよろしいですか？」



「あと、一つ質問良いですかぁ！」




一人の女の子が顔を赤くさせながら
安室さんに一言つぶやく




安室「どうしたんだい？」




接客モードからすこし崩した感じになって
女子高生に目線を合わせるようにかがむ。




いいなぁ、私もあの目線で安室さんと話したい




「安室さんって、か、彼女とかいるんですか？」




わーーーー、めっちゃ直球じゃん女子高生
最近の若い子はおせおせがおおいんだねぇ



おばさん困っちゃうわ



しかもこんなありきたり展開ね




安室「いますよ、大切な方が」






…え、いたっけ？







あ！！！！！そういえば私安室さんの恋人(仮)だった！！！
がっつりその設定忘れてた！！！！！



じゃあ今修羅場じゃない！？！？！？！



すごい目覚めたんだけど！！！！やばい！！！！！




「素敵な人ですか？」



安室「僕にはもったいないぐらい
とても素敵な人さ」



「安室さん、彼女さんの事幸せにできてますか？」




お？なんか質問の趣向がちがくないか？




安室「え？う、うん
…僕は幸せにしてるつもりだけど…」



「彼女さんのことちゃんと思ってあげて下さいね
安室さん、こんなに若い子たちに人気なんですから


彼女さん嫉妬でおかしくなってるかもしれないです」



そういう系のお方でしたか〜〜〜！！！



彼女心配してくれる系女子！！！



なんて優しい世界！！！！




安室「ありがとうございます、
ちゃんと幸せにできるようにもっと頑張ります



…ね、Aさん」




ここで話を振るなーーーーーーー！！！！！！




「っえ？」



「も、もしかして安室さんの彼女さんですか！？」




『は、はい…恥ずかしながら…』




「恥ずかしながらとか、全然恥ずかしくないです！

うわ、髪つやつや！！肌ももちもち！！！！」





２徹目なのにキューティクルサラ女なの最高じゃない？？？？




『そんな、恥ずかしいですね』



「安室さん！ちゃんと不安要素取り除いてあげてください！！
彼女さんがこんなに恥ずかしがるのはおかしいんですから！」




おかしくないおかしくない！！
これが普通の反応だから！！！おかしくないよ！？



…え、おかしくないよね？

デートですか！！！！→←耳をすませて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す