トリップしても普通に生きたい！！

唯一あなたの連絡先だけ持ってない ページ42

そのままニュースは事件について
特集を初めてことこまかく説明し始めた。



"犯人の最後の事情聴取によると
夜に女性を誘拐しようとしたところ口論になり
それを聞きつけた男性が強くそのまま自首をした。と言っています"



降谷「一人の男性に負けるほど弱かったのか」



『降谷さん、一応この人殺人犯ですから
殺された方もいるので、軽い言動ダメ絶対』



降谷「確かにそうだな
それにしても女性の方もよく抵抗できたな

異性に誘拐されそうになるとき大体体が固まるだろ」



『いやぁ、あれは口論というか会話というか
そんなに抵抗したつもりじゃないんですけど』



降谷「…は？」



『…っあ』



しまった！！！！！墓穴をほった！！
降谷さんに褒められるとか嬉しすぎてつい！！！！



降谷「どういうことか説明してもらおうか」



『い、い、い、いや！！その！！
別に深い意味はなくて！！あの！』



がしり、と腕を掴まれる



降谷「言い逃れできると思うなよ？」



『は、ﾊｲｨｨｨ』



--------



降谷「送ってまがった後にそんなことがあったのか…
あと一日早くわかっていれば引っ越させていたんだがな」



『強制的な引っ越しが一日早まるのも事件ですが』



降谷「それで？なにもされなかったのか？」



『腕を掴まれたぐらいであとは別に…』



降谷「そうか…男性は知り合いだったのか？」




あっ、そこ一番降谷さんに聞かれたくないところでした()




『い、いや…知り合いではなかったんですけど…
そのあと助けてもらって家まで送って頂いて

知り合いになったんです…』



降谷「随分と積極的だな」



『そうですかねぇ、普通じゃないですかねぇ」



降谷「…さっきから隠し事が下手だな」



『ﾋｮｪｯ』



降谷「今言わないと後悔するぞ…？」




ゆるめていたネクタイを外して
私に体重をのせてくる。



あぁ！！本当にこのひとは私の扱いに慣れてきてる！！




『おっ、沖矢さんです！！』



降谷「…はぁ？」



『その時助けて頂いた男性っていうのが
沖矢昴さんなんです！！』



降谷「沖矢…昴…？」




あ、待ってくださいその顔は般若…。




降谷「どうしてあいつが…」



『た、ただ助けてくれただけなので！！
そのあと連絡先を交換したぐらいで…』



降谷「連絡先を…交換、した…？」




だめだ！！降谷さんの顔がどんどん険しくなっていらっしゃる！！！！



死亡フラグが！！

奥の手なんてない！！→←最近"降谷"のハンコがバカ売れしてますね

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