トリップしても普通に生きたい！！

やばたにえんだわ ページ29

とりあえず表札の写真を一枚とって我慢した私。
誰か褒めて下さい！！えらい！！ありがとう！！(精神統一)



『さぁ、入りますよ天国に』



カギを添えます。差し込みます。回します
カギが開きます。ドアに手をかけます


この間に１０分かかりました。



『だってさぁ！！この扉を開いたら
降谷さんの香りが詰まってるんだよ！！

開けたらもったいないじゃん！！』



もう自分が何をすればいいのかわからない



『あける、開けるぞ、私は開ける』



ぎゅっ、と目をつぶっておそるおそる開ける。


ふわっと鼻を掠める降谷さんの香り



『うぐ、死ぬ』



うっすら半目で中に入る。
玄関に立ってドアを閉める。
オートロックなのか鍵が勝手にしまった。
さすが高級住宅。



『よし、深呼吸して目を開けよう』



待って！！深呼吸したら降谷さんの香りが
私の体に入ってくるじゃん！！死ぬ！！！！



『うっ、ぐっ、うっ』



呼吸がしづらい！！死ぬのかもしれない！！
これじゃあ公安なんて務まらない！！(務めない)



『よし、よし。』



深呼吸した！したぞ！！
目を！開けます!開ける！！！！



『うわ、尊い』



家具は基本シンプルでモノクロ調にまとめられていた。



『なんだこれセンスよすぎる好きだ』



忍び足で部屋を回る



どこもかしこもきれいすぎる



『あっ、これ私の家具』



道理で浮いてると思った！！！！



『これ捨てるか(納得)』



今度モノクロ調の家具を買いに行くとしよう
愛の力は偉大だな()



『ここが客室ってやつかな…？』



失礼しまぁす、と声をかけて部屋を開ける



無言で閉める



『降"谷"さ″ん″の″寝"室″だ"』



空気が濃かった。死ぬかと思った
そろそろ鼻血出る…。



輸血が必要だ…。




『大変失礼いたしました』



降谷さんの寝室に土下座して他の部屋をあたる



『ここかな！？』



もうトラップには引っ掛らない！
危ないところは通り終わったからね！！



『客室だーーーー！！！！』



ベットがおいてある！！！
前のよりふかふかだーーー！！好きだーーー！！



『隣が降谷さんの寝室…尊い…』



まじでやばたにえんだわ。



『降谷さんやばたにえんだわ…』



もう思考が限界よ…



『はっ、私の洋服はどこにあるんだ』



クローゼットを開ける



『普通にあったわ』



待って下着も入ってる
これ絶対公安の人に見られた死んだ恥ずかしい



『土に埋もれたい』

そういえば鍵は…。→←無理尊い…

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