トリップしても普通に生きたい！！

語彙力が足りずに伝わるかどうか ページ19

コナン「Aさんがこの世界の住人じゃない…？」


『まぁ頭が追い付かないのは当然ですが
私は数日前こことは違う世界で住んでました。

ここと大きな違いといえばこの世界。

"名探偵コナン"と呼ばれる世界は私たちの世界でアニメものでした。


安室「アニメ…？」


『そうです。人間が作り上げて人間が声をあてる。
アニメーションです。』


コナン「仮にそこに住んでいたとして
どうしてAさんはこちらに来れたの？」


『そこをさっきのシュレーディンガーの猫で説明するとね


猫は→生きているか
　 →死んでいるか この二択があるように私にもあったの



私は→アニメの世界で生きているか
　 →現実の世界で死んでいるか という二択がね。』


安室「いまいち理解はできないですが
言いたいことはわかりました。

つまりAさんは現実の世界で死んでしまう可能性もあり
こちらの世界で生きる可能性もある分岐点で

こちらの世界に来ることが出来た

ということですね？」


『そういうことです。
中々伝わりずらくてすみません。』


コナン「それはつまり…Aさんにとって
僕たちは紙の上の存在だったっていうことだよね？」


『うん、そうなるかな』


コナン「じゃあ僕たちの事を物語として読んでたの？」


『そうなるね』


安室「具体的に言えば何を知っているのですか？」


『そうですねぇ、たとえば江戸川コナン君。
元々は帝丹高校の生徒で工藤新一という東の名探偵だったが

幼馴染の毛利蘭ちゃんと遊園地に出かけたところ

怪しい組織の取引現場を目撃してしまった新一君は
そのまま後を追っていき、現場を見ようとしたところ

背後からくる仲間に気付かずに殴られ薬を飲まされた。


そして気が付けば小学一年生の体に縮んでしまっていた。


工藤新一が生きているとばれたら周りの人間も危ないので
身を隠すことになり、蘭に名前を聞かれてとっさに


"江戸川 コナン"と名乗って父親が探偵をやっている
蘭の家に転がり込んだ。っていう』



話が長すぎて口がとても乾いたよダーリン。
ミルクティーのませていただくね。


安室「コナンくんは随分と大変な思いをしてるんだね」


コナン「安室さんほどじゃないと思うけどね
そこまで俺のこと知ってるなら安室さんのことも知ってるんだろ？」



こいつ正体ばれた瞬間猫をかぶることをやめたぞ。
まぁいい。これで盗聴器をつけられる可能性が低くなるからな！！！！

すみません、ミルクティーもう一杯ください→←シュレーディンガーの猫

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