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シュレーディンガーの猫 ページ18

『ふふ、ありがとうございます
なんだか王子様みたいですね安室さんは』


安室「そうですか?」


コナン「そこで二人の空気に入らないでくれる?」


安室「そんなつもりじゃなかったんだけど…
ごめんね、コナンくん


それで本題なんですが…。


僕はプライベートアイ…探偵です。」


『はい、それで?』


安室「それと格闘技を少々やっていまして」


『ふぅん、格闘技ですか』



やっぱり本当の正体は話さないか。



安室「僕は話しましたよ。」


『え?それだけですか?』


安室「え?」


『まぁいいです。あとでわかりますから
はい、次コナン君』


コナン「え?僕?
僕はただの小学一年生だよ?」


『あのねぇ、ただの小学一年生が
私の袖口に盗聴器とかつけると思うの?』


コナン「!
気付いてたの?」


『当たり前でしょう。
それに小学生のくせに大人びてるし

確実に小学生じゃないわ』


コナン「…Aさんは
黒の組織って知ってる?」


安室「コナン君!」


コナン「いいんだ、安室さん
Aさんには話さなくちゃいけない気がして…」


『ふふっ、』


コナン「どうしたのAさん」


『ううん、話す気になってくれてとても嬉しいの
でもねコナン君あなたが話す気になってくれても

安室さんは話す気はないみたい』


安室「何の話ですか?
僕はちゃんと言いましたよ?」


『そうですねぇ、
安室透はポアロの店員で、探偵をやっている

ちゃんと話しましたね、安室透は。』


安室「!」


コナン「Aさん何者なの?
一体、何を知ってるの?」


『そうだなぁ本当のことを言っても信じてくれなさそうだし
でもそうだね、あなたたちの事はよーく知ってるよ』


安室「しんじてくれない、とはどういう意味で?」


『そうですねぇ、じゃあたとえましょう

"シュレーディンガーの猫"をご存じで?』


コナン「密閉された箱の中に猫を閉じ込めて数週間放置する。
まだ開けていない自分たちは中の猫がどうなっているかわからない

生きている可能性もあれば、死んでいる可能性もある。」


『そう。生きていたとしても死んでいたとしても
私たちはまだ結果を知らない重なり合った状態。


そこからふたを開けて生きている方向か死んでいる方向か
現実は動き出していく。

簡単に言えばパラレルワールドの世界ね』


安室「それとAさんはなんの関係性があるんですか?」


『もし、ここにいる私がこの世界の住人じゃないとしたら、
という可能性です。』

語彙力が足りずに伝わるかどうか→←王子様かあなたは。



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(プロフ) - 6ページの 安室の兄ちゃんに惚れるかなぁ は 見惚れる ではないのでしょうか? (2021年7月1日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
pnnedc0x(プロフ) - もう、最高です!感無量です!笑えて、きゅんきゅんして、嫌なこと吹き飛んでいきました!ありがとうございます!これからも楽しみにしてます!!! (2018年5月16日 0時) (レス) id: c83e50b307 (このIDを非表示/違反報告)
honna@hqy(プロフ) - "僕の…恋人は……この国さ!!"で吹きましたwww映画の安室さんカッコよかったですよね!更新頑張って下さい! (2018年5月13日 23時) (レス) id: 073d13c2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優乃 | 作成日時:2018年5月10日 17時

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