約束 2 (ページ15)

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朝から割れるような痛み
で目が覚める

夢の中の男の子

「ジョンハン………」

薬を飲もうとサイドテーブルに手を伸ばす

頭痛が日増しに酷くなってる気がする

今日の夢はハッキリと覚えてる
高校生の私と・・・ジョンハンだった

ジョンハンとはあの日病室ではじめて
会ったはず今より少し幼いジョンハン

やはり忘れている大切な人はジョンハンなの

そんなはずないよね

もしそうであるならなぜ？

わからない

「行かなくちゃ」

薬を飲んだものもその日はいつまでも
痛みが治まらず
それでも時間は過ぎていき
休憩に入ると自販機で水を買う

もう少し時間を空けないとダメだが
我慢できず薬を飲む

Jh「ミファ？」

「ジョンハン」

Jh「どうしたの顔色よくないよ」

「ん少し頭が痛くて」

Jh「あまり無理して倒れでもしたら
心配だよ

帰れるなら帰ったほうがいいよ」

「大丈夫薬も飲んだし時期によく
なるから」

夢の話してみようかな

「今朝ねまた夢を見たの

高校生の時のジョンハンと私

私とジョンハンは病室で会ったのが
はじめてだったよね

どうして夢の中でジョンハンが出て
くるの

私と付き合っていたわ

本当のことを教えて

私の忘れている大切な人はジョンハン？」

ねぇどうして黙っているの？

黙っているということは本当なの？

「ぁｯ」

Jh「ミファｯ」

「大丈夫だからお願い」

Jh「………俺とミファは幼なじみで
付き合っていた」

「………………」

Jh「俺を忘れていたミファになにも
言えなかった

テヒョンを好きだと聞いた時も…」

「ごめんなさい私」

背を向け逃げるように走り去った

私は愛していたジョンハンを忘れ
テヒョンを好きになり…あと少しで婚約

今の私はテヒョンを愛してる
でも真実を知った以上婚約はできない

いつか全てを思い出したら
怖くて考えたくもない

キョンミちゃんの言う通りだった

楽屋に戻るとみんな揃っていた

TH「ミファ？」

「テヒョア」

JM「ミファ甘えたさんだね」

JK「ヌナ僕達もいるんだからね」

私を愛してくれている彼を前に

テヒョンの体温を感じたくて抱きついた