片想い 34 ページ34
旅行から帰ってきて
私はまだ実家にいる
Om「ミファ ミンギュくんとの旅行
楽しかった？」
「うん それなりに」
Om「それなりにって もっと違う感想は」
例えば 恋仲に進展したとか」
「オンマ 私とミンギュは幼なじみで
あって恋には発展しないわ
期待してもムダよ」
Om「私はてっきりあなた達は両想いと
思ってたんだけどな」
「ちょっと外に出てくる」
ここは見渡す限りミンギュとの想い出で
いっばいだ
Om「ミファ お隣赤ちゃんが生まれたのよ
今からお祝い持っていくから
行きましょ」
「うん 行く」
第一印象は赤ちゃんってこんなに大きいの
ビックリした記憶がある
「オンマ 赤ちゃん大きくてかわいい」
MgOm「ミファちゃん これからよろしくね
名前はミンギュなの」
「ミンギュ よろしくね」
人差し指を差し出したら小さな小さな手で
握ってくれたの
それからはいつでもどこでも一緒にいた
幼稚園から帰ってくると
ミンギュに会いに行ってたな
本当に可愛いくてミンギュも私になついて
いた
あれはミンギュ5歳私9歳
Mg「ヌナは僕が守る
ヌナをイジめる奴は許さない」
家の近くで
私が男の子達にからかわれてるのを見て
息を切らしながら走ってきたんだよね
小さいながらも男の子達に立ち向かって
「まさか 幼ない子に手を出さないよね」
『そんなひどい人間じゃねえよ』
Mg「僕 ヌナ守った えらいでしょ」
「そうね ミンギュは私のヒーローだよ」
Mg「ヌナ ギューってしてヨシヨシも」
ここにいたら想い出に潰されそうだ
そろそろソウルに戻らないと
『ミファ？ イ・ミファじゃないか？』
「・・・ユノ 久しぶり」
YH『元気だったか？』
「うん まあ
実家に帰ってきてるの？」
YH『うん 見合いでな
親がうるさいんだよ 早く結婚しろって
明日その見合いで』
「お見合いか 私達今年30歳だから
結婚してもいい年でしょ
お相手の方いい人だったらいいね」
YH『ミファは キム・ミンギュとは
どうなってるんだ』
「私とミンギュは幼なじみだよ
前にも言ったけどユノの勘違い」
YH『お前達 お似合いだと思ったんだけど
じゃあ またな』
「バイバイ」
私とミンギュが両想いだとずっと言って
いた
本当に当たっていたとは…ね
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作者名：mifa | 作成日時：2022年4月17日 15時
