ひとりじゃない

心のヨリドコロ ページ4

「朝食食べました？
ジョシュアさん」




Js「食べたよ 美味しかった

俺が年下なんだからタメ口で話て
アキラヒョン」




公私はわけたいし あくまで俺は彼らの
マネージャーだ



「俺は 君達のマネージャーだし
タメ口で話せないよ」





Js「ソルヒョンはタメ口だよ

だからさ お願い」





女の俺よりキレイな顔してる

羨ましい 違う なに見とれてるんだか




「わかった」




返事を聞くなり大量の洗濯をとり
干していくジョシュアさん





2人で干したから早く終えた


「ありがとう ジョシュアさん」




Js「さんはいらない ジョシュアかシュアで」




頬を撫でてくるジョシュアさんにドキッと
した


「なにするんだ 気持ちわりぃだろ」





Js「ヒョンってさ 女の子みたいに肌
キレイだね」





「はっ やめろ 俺は男だ」




Js「じゃあ 先にいってるね」




いなくなると力が抜けて蹲ってしまった




「俺は 女じゃない男なんだ」





女の俺は家以外でも散々な目にあってきた



だから 男の振りをしている




女の子らしいファッションや
恋や愛などどうでもいい





好きになって傷つくはもう十分だ





今はこの仕事に没頭すればいい






俺の心のヨリドコロは……



デビューからずっと応援してきた




歌詞の意味を知るために韓国語だって
頑張って習得した




韓国文化だって






コンサートに1度だけ行ったことがある




せっかく精一杯のオシャレして
メイクしたのに
感動で涙でして顔はブスだったと思う





それ以来行くことはなくなった




テレビを通して見るだけで十分だからだ


彼らの曲を聞いてるだけで幸せ




絶対にないと思うが
目の前に現れたら泣くと思う



それどころか倒れるかも





矛盾してると思うだろうがBTSを見てる
時だけは女の子でいたい








「さて 頑張るか」









テレビ局につき今日は音楽番組収録







メイクヌナとスタイリストヌナに挨拶する





ユジュヌナ アラヌナ スンミヌナ


ナミヌナ




みんな綺麗でスタイル抜群


まるで姉を見てるようだ タイプ的に似てる
んだろう





YJ『アキラくん 可愛い顔してるのね
よろしくね』



香水…かけすぎじゃ
せっかくのいい匂いが台無しだ




フワッと香るくらいがいいのに



よく見るとこのヌナ達 メイク濃すぎ


俺の嫌な予感が働く なんだか怖い

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