聞かなければ ページ19
熱は下がったもの
まだ身体が本調子でない
私は2日間学校を休んだ
その間スンチョルのお母さんが
ご飯を作ってくれ 家事まで
甘えっぱなしで申し訳ないくらい
喉渇いたな 水
下までとりに行こう
ドアノブに手をかけようとすると
あれっ おばさん誰かと話してる?
盗み聞きするつもりはなかったがなぜか
今入ったらいけない気がして 耳を澄ます
Sc母「うん そう 熱は完全に下がったわ
いいのよ
そんな遠慮する仲じゃないんだから
それより ミファにはいつまで
黙ってるつもりなの?
もう2年よ ミファも理解して
くれるわ
それに ジュンソ再婚するんでしょ」
ジュンソ! お父さんの名前
お母さんとお父さんは離婚してるの
Sc母「隠してきたことでミファは
怒るかもしれないわ
お父さん大好きだったから」
他にも言ってたけど後は覚えてない
おばさんが言ってることが
事実だとしたら
私は二度と帰って来るはずもない父親を
待ってたんだ
「バカみたい グスッ」
Sc「_ファ ミファ」
誰か呼んでる 私あのまま寝たんだ
「スンチョル?」
Sc「大丈夫か 熱は?」
誰にも言えない お母さんから聞くまで
知らないふりを通そう
「熱も平熱まで下がってるし
もう元気だよ」
Sc「そっか お母さんがご飯作ってる
けど食べるか」
「うん お腹空いたし食べよ」
Sc「___でさ スニョンが」
ミファ 聞いてる?
やっぱり具合よくないんじゃ」
「ごめん それでどうしたの」
Sc「ミファ なにかあった?」
「なにもないよ
学校も休んでるし
外にも出てない私がなにか
あったと思う?」
Sc「そうだな
これ食べないなら 俺がもらうね」
「あー スンチョル
好きなものは最後に残してたのに」
Scside
ミファ なんで隠そうとするんだ
俺じゃ 頼りないか
無理して笑うなよ
見てる俺が辛いよ
何があったたかわからないけど
いつか俺に話してくれるかな
ミファ 俺の大切な人
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作者名:mifa | 作成日時:2021年3月17日 19時