原石の若紫の君【男主】 (ページ26)

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奴と会ったページ26

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You side

とあるテレビ局。

自販機で飲み物を買おうとお金を入れると俺の後ろから伸びてきた腕。

？「えいっ！♡」ピッ

『………は？』

勝手に購入ボタンを押され、
出てきたのはまさかのいちごミルク味の炭酸。

後ろを振り返ると友達という前提がある上で大嫌いなあいつがムカつくくらいの満面の笑みを浮かべて立ってた。

『……別にいいけど、今買ったやつ絶っっ対に飲めよ。
俺いちごミルク味の炭酸とかマジでいらんから。』

重「………………じゃっ！！おつかれ！！！！！」

『ねぇぇ"〜〜〜〜！！！』

いつも同じイタズラをしてくる重岡大毅とかいう男。

自分の飲めないジュースを押したとわかった途端に逃げやがった。

この前自分が飲めるもの押した時はちゃっかり持って行ったくせに。

今回は多分いちごミルク味の炭酸の横にある同じ会社の炭酸を押そうとして失敗したんだろう。

パッケージ似てるし分かるけど、
だからとてマジでふざけんなよ重岡。

なんて思いながら買っちゃったジュースを取り出して
自分の飲み物を買う。

あとついでにトマトジュースも買った。

このトマトジュースは俺が飲むやつじゃなくてあのアホが飲む用。

今は克服したかもしれないけど、
しげは元々はトマトが苦手だったから嫌がらせ用に買ってやった。もし克服してても昔嫌いだったトマト大好きになることは多分ないと思うし。

その飲み物達を持って、WEST.様と書かれた楽屋に突撃。

『失礼しまーす。おつかれさまです！』

桐「あれ、Aやん。どうしたん？」

『アホいませんか』

中「ここにおる奴みんなアホやけど。」

"確かに笑" とか言って笑ってるWEST.兄さん達。

そういう事やないねん。って昔のように関西弁が出てきそうになるのを抑えて楽屋を見渡す。

どうやら、しげはまだ帰ってきていないらしい。

藤「しげならトイレやで。」

神「またしげ探してるん？ほんま2人仲ええな笑」

『え、全然仲良くないです。俺あんな奴と仲良くなれない。』

流星に、しげのカバンにこれ入れといて。って
トマトジュースといちごミルクの炭酸を渡して
さっきのしげのイタズラを兄組にチクってやった。

話すだけ話したらしげが帰ってくる前に急いで自分の楽屋に戻る。

その後どうなったか分からないけど
お前なんかトマトジュース飲んでろアホしげ