精神障害の君2 (ページ9)

今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:6,809 hit

俺の決意ページ9

安田サイド

｢よー聞いてや。」と言うと頷く海

隠していた物を海の後ろに周り首にオーダーしたネックレスを付け、後ろからハグする様に左手の小指に付けるネックレスと同じデザインの指輪を嵌める

｢海見てると、俺が演じるゴッホに似てんねん。
お互い、好きな事やって2人で過ごそう？
側におりたいから、受け取ってくれへん？｣と言う

海に飾りつけしながら言う俺に、

｢章ちゃん、本当に私でいいの？特性とか聞いてからにした方がいいじゃないかな？

私は、『章ちゃんがパーフレットで友達には、慣れない』って言ってたゴッホと一緒なんだよ？

発達障害の特性の中の衝動性。家出した過去も。自分を受け入れるまでのモノクロ思考の考え方でさ、、、いわゆる完璧主義者なんじゃないのかなって思う事があるよ。曖昧な考え方が出来ないの。

それに、ゴッホは自分を知らなくて、受け入れられなくて孤独だったと思う。

私、同じルーティーンをしなきゃ、出来ない事があるんだよ？それでもいいの？」と問う海に、

｢好きなんやから、仕方ないやん。」と言いながら、
バックハグをすると、涙が手に落ちてくる。

｢それに、俺やってで？」と言う俺に、ハテナを浮かべる

意味が分かったかの様に

｢章ちゃんは、違うよ。」と言う海

｢なら海もやで？｣と言う俺に黙り込んでしまうから、腕に力を入れてみる

｢本当に？」と信じられない様な泣きそうな帰るをする。

｢なぁ、、、好きじゃない？って言って欲しいん？｣
って聞くと横に首を振る

｢なら、受け止めてや｣と笑いながら言うと、

泣きながら「ゴッホみたいに愛が重くてもいいの？」
と言う海に、

｢重くなるくらいやろ？ええやん。幸せもん勝ちやん！ほんまに泣き虫やなぁ～｣と言いながら、

と言う俺に、涙流す海を振り向かせて、

正面から抱きしめる。