前を向く ページ7
安田サイド
あれから、皆んな都内に近い場所の神奈川県に引っ越して来て、
マネジャーも、あわあわしてていた。
夜遅くに帰ると、
リビングのソファーで海と寝てるチャチャ。
風呂場に行って、追い焚きする。
｢海、風邪ひくで？」と言う俺に、
チャチャが目を覚まして、喜ぶ。
｢あれ？ウソ？｣と言い俺を見てビックリして、
飛び起きて、体育座りで凹みモード。
ソファーの海の寝ていた足元の場所に座ると
｢どうしたん？｣と言う俺に、
泣きながら｢章ちゃん、ごめんなさい｣と一言。
｢海、何が？どうしたん？｣と言いながら
背中をさすると、助けを求めるか様に抱きついて泣くだけ。
しばらくすると落ち着いて来て、、、、
｢まだ、何も出来なくて｣と言う海に、
｢俺がいない時間、チャチャの事もやってくれてるやん｣と言う俺に
自己否定をする海
｢そんな大袈裟な事ちゃうよ｣と言う俺に
｢ごめんなさい｣と「悔しい」を泣きながら繰り返す海
｢明日休みなんやから、一緒に寝る準備しよう｣
と言う俺に頷き。
俺の服の端を持って、歩いてくる海
｢なぁ、最近ソファーで寝てるけど、どうしたん?｣と聞く俺に
｢自分の特性の事で、、、｣と言う海に、
｢なぁ、、、寝転がりながら話す？俺も横になりたいし｣と言う俺に頷く
2人てダブルベットに横になり、向き合う
｢ねぇ、章ちゃんはさ自分の事、どうやって出来る事探したの？」と聞かれた。
｢俺の場合は、辞めようとかと思った事もあるけど、
ファンやメンバー達がいたから。
『出来る事も限られて来るから、残って誰かの為になればと思って、芸能界に残った。』ってだけやで？
なぁ、海、自分がその事なら出来るって言う気持ちがあれば、ええんちゃうかな？｣と言う俺に、
｢私、皆の前で言った事、譲らないよ。自分で作った着物、モデルするよ」と言う海に
｢ええやん！それで。
カメラマンとか聞く当てあるで｣と言う俺
｢いや、就職して落ち着いてからの話だから。｣と苦笑いで言う海
｢あっ！そういえば、俺にファンレター送ったやろ？なんで言わへんの？｣と聞くと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：8→1音 | 作成日時：2021年1月20日 18時
