笑顔 ページ19
それと、2人だけで何考えてるん？チャイルドマインダーの資格取得してる嵐やって、いるんやで？」と話をする村上君に、
楽屋のドアが空いて、険しい顔の大倉が
「俺、1人なん？メンバーのいつかの為に、幼食の勉強してるん？」と、いつの間にか遊びに来た大倉が言う。
「はぁ？お前、そんな事しとったん？」と言う丸に
村上君も俺もびっくり。
「ヤス、俺が海に言うで？『正式に結婚せぇ』」ってと言う大倉に、
「マジか、、ありがとうやけど自分で言わせてや｣と言う苦笑いの俺に、
｢今回だけは、ついて行くで？！｣と言う大倉に、
「2人で考えさせてやれや｣と言う村上君に、
｢ヤスの言葉を信用していないって事やん。側におる必要ないやん。｣と言う大倉
本当に、収録終わって大倉が着いて来た。
｢何が気に入らんのよ？｣と苦笑いで言う俺に
｢何でヤスは、アイツやと思ったん？｣と聞く大倉
｢何やろ？会った時から同じ感覚を持っていたって事。人として、尊敬し合える事。他にもあるけど、言わんよ。｣と言う俺。
｢うち来たら、お前大きな声出すなよ？｣と釘を刺して言う俺に、
「分かったけど、なんで？と返事をしながら聞く大倉
｢起きてへんから、鍵で入んねんから。」と言う俺。
リビングは、電気が付いておる。
リビングに繋がるドアをチャチャが引っ掻き開けてようとするかそっと開けた。
やっぱり、ソファに横になってる。海
胸の辺りには、分厚い手帳。
｢なぁ、疑問ばっかなんやけど。」と言う大倉。
｢泣いた跡があるのは、悔しさか、悲しさ。あの手帳は、俺の雑誌や写真集での言葉。それとコラージュ。なりたい自分になる為の言葉を書き込んどる物。
人の気持ちに敏感やし、出来ひん様な事でもやろうとするし、助けようとするし、自分の事で精一杯のはずやし、ハンデ持っているのに何も助けになれてへん」って言うヤス
「惚れているのは分かるけど、何で分かるん？｣と言う大倉
｢すぐ顔に出んねんコイツ。見ててさ辛いけど海から｢逃げ道作らない為に、甘やかさないで」って言われてるんよ｣と苦笑いで言う俺に、
胸元にある海の手帳を大倉に渡す。
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作者名：8→1音 | 作成日時：2021年1月20日 18時
