ハッピーエンド（赤）

39話 ページ39

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重岡「はい！そんな神ちゃんと 俺は一昨日飲みに行ってきた〜！」





A「え、なにそれずるい！
聞いてないんだけど！」





重岡「まぁあれよな、男同士の秘密ってやつ？」





A「それならなんで今ばらしたわけ？
秘密じゃないよ、それ」





重岡「神ちゃんも “ Aによろしく言うといてや ” って言うてたし」





A「ねぇそれ絶対神ちゃんは 男同士の秘密 とかって思ってないやつでしょ。
ずるい！私も神ちゃんに会いたかった！」





重岡「今度今度、また次の機会にな」





A「…別にいいし。
私だって先週流星とご飯行ったし」





重岡「は、それ俺聞いてへん！」





A「だって言ってないもん」





重岡「なーんでぇぇぇ！
言えや、それは言えや！」





A「言いません〜！次からも言わないもんね〜！」





ぎゃーぎゃー言い合って、気が済んだらふたりして大笑いして。





ずっと一緒にいた私たちの日常なんてこんなもん。





この時、大ちゃんも私も望の話題には触れなかった。





きっと意図的ではない。





たぶんなんとなく





そう…ただ なんとなく なんだろうけど。







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