21話 ページ21
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A「それ全部欠点…」
重岡「そう言われてみればそうやな。
…ま、ええんちゃう？
欠点のない人間なんておらんやろ」
A「そんな事言っちゃって。
大ちゃん欠点ないじゃん」
重岡「えーあるよ欠点。ありまくりやって」
A「…たとえば？」
重岡「たとえば、か…そうやなぁ…
…意気地無しなとことか？」
A「意気地無し？」
重岡「ん〜…俺さ、自分から告白したことないねん」
A「え、意外」
重岡「はは、そう？」
A「うん」
重岡「いままで付き合ってきた人もみんなあっちからやし」
A「…ん？それは自慢？」
重岡「自慢ちゃうよ、そんなんちゃうって」
A「…モテない私への嫌味だ」
重岡「…いやAモテてたで？」
A「うっそだぁ！私告白されたことなんて片手で数えられるくらいしかないよ」
重岡「ん〜まぁそれは…」
A「…なによ」
重岡「俺がおったから、ちゃう？」
A「なにそれ、どういうこと？」
重岡「高校の時とかさ、俺がいつも一緒におったからなぁ。
そら他の男は手出しにくいやろ」
A「…そういうもん？」
重岡「たぶん？」
A「…じゃあ私がモテなかったのは大ちゃんのせいだ」
重岡「まぁそうなるかもな」
A「いやそこは否定しろよ」
重岡「でも実際そうやし」
A「え、なに、気持ち悪いよ？今日の大ちゃん。キャラ変えたの？なに？」
重岡「Aが大人になって素直になってたから、俺も素直になってみようかと」
A「はぁ？なにそれ」
重岡「んー…やっぱり意気地無しは克服できそうにないなぁ」
A「何が言いたいのか全然わかんないんだけど」
重岡「俺はいつまで経っても意気地無しのまんまや〜」
そう言った大ちゃんは 勢いよくご飯をかきこみ、
重岡「ごちそうさまでした！」
食器を片付けるために席を立った。
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ひのりーる(プロフ) - 一波さん» 前作、今作とコメントありがとうございます(泣)頑張ります^ ^ (2019年4月16日 23時) (
レス) id: 7a7ddd48ba (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 更新分まで読み終わりましたー!この二人見てると微笑んでまいますね(^^)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月16日 2時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2019年4月14日 1時
