15話 ページ15
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振り向いて微笑みながら
重岡「久々に乾かしたる。すぐ出るから俺が風呂から出るの待ってて」
そう言った。
…自分で乾かすよりもはるかに上手いんだよなぁ。
ペタペタと床を裸足で歩く大ちゃんの背中を見つめながらぼんやりと昔のことを思い出す。
大ちゃんが出てくるまで何して待っていようか…
とりあえずさっきまで大ちゃんが見ていたテレビをもう１度付けてみた。
…この番組、そんなに面白くないと思うんだけどなぁ。
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テレビを見始めて１０分後くらい。
重岡「出たで〜」
大ちゃんが 濡れた髪の毛をタオルで拭きながら出てきた。
A「早かったね」
重岡「まぁな。髪の毛洗うのとか一瞬やし」
そういえばずっと変わらない髪型。
知り合ってからずっと一緒な気がする。
A「大ちゃん髪型変えたりしないの？」
重岡「え、なに？変えた方がええんちゃうとか言われたら流石に落ち込むからやめてや、もう何年もこの髪型なんやからな俺」
前髪をつまみながら言う大ちゃん。
ロン毛とか茶髪とか 黒髪以外の髪型を ちょっと想像してみたけど…
A「…いや、いいよそのままで
むしろそのままがいい」
…大ちゃんは黒髪以外なしでしょ。
やっぱりそのままが一番かも。
重岡「Aがそう言うんならそれでええわ」
わしゃわしゃと自分の髪を拭き、
重岡「よっしゃ乾かしたる！ドライヤー持ってこーい」
どかっと座ったソファに私を手招きした。
その手つきは相変わらずすごく丁寧で。
A「さらっさらだ…相変わらず上手だね」
重岡「まぁな！腕は衰えてへん」
カチャリとテーブルの上に置かれたドライヤーを今度は私が持ち、
A「よし、じゃあ交代！次は私が大ちゃんの髪乾かしてあげるよ」
勢い良く出てきた風圧に最初はしかめっ面だった大ちゃんだけど、
重岡「あれ、案外うまいやん」
A「まぁね〜」
綺麗に乾いた髪を触る。
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ひのりーる(プロフ) - 一波さん» 前作、今作とコメントありがとうございます(泣)頑張ります^ ^ (2019年4月16日 23時) (
レス) id: 7a7ddd48ba (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 更新分まで読み終わりましたー!この二人見てると微笑んでまいますね(^^)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月16日 2時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2019年4月14日 1時
