14話 ページ14
.
A「出たよー。大ちゃんも入りなー」
テレビを見る背中に声をかける。
重岡「ん〜」
…これ絶対聞いてない。
A「大ちゃん〜」
重岡「ん」
A「早く入んないとぬるくなるよ」
重岡「ん〜」
テレビに夢中で返事すら微妙って…
まじで５歳児かよ…
A「…おいこら重岡」
後ろから大ちゃんに目隠しをした。
重岡「ちょ、何すんねん！テレビ見えへん！」
A「お風呂、早く入って」
重岡「へいへい…わかりましたよーっと」
テレビの電源を切り、立ち上がった大ちゃんは私の横を通り過ぎた後に
重岡「あーそういえばあれやな」
振り返らずに話し出した。
A「ん？なに？」
重岡「高校生の頃さ、俺がよくお前の髪の毛乾かしてたやん」
…あぁ。そういえばそうだっけ。
私も大ちゃんも天気予報を見ないから、雨が降るといつも2人してびしょびしょになりながら走って帰って。
A「なんで大ちゃん天気予報見てないの！」
重岡「お前かて女子やったら折りたたみ傘くらい持っとけよ！」
…なんてやりとりをして。
私の家に着くと
「風邪引く前にシャワー浴びてきなさいよ！」
なんてお母さんに言われて2人ともシャワー浴びて
A「大ちゃん〜髪の毛乾かして〜」
重岡「はよドライヤー持ってこーい」
A「はーい」
その後、私の髪の毛を乾かすのはいつも大ちゃんの役目だった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 349人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひのりーる(プロフ) - 一波さん» 前作、今作とコメントありがとうございます(泣)頑張ります^ ^ (2019年4月16日 23時) (
レス) id: 7a7ddd48ba (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 更新分まで読み終わりましたー!この二人見てると微笑んでまいますね(^^)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月16日 2時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひのりーる
| 作成日時：2019年4月14日 1時
