32話 ページ32
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とにかく走って走って走りまくった。
大ちゃんはもういないかもしれないけど、さっきの場所までとにかく全力で走った。
A「はぁ…もう…さすがに…」
いないかな…
諦めかけたその時。
重岡「…遅い」
A「…え？」
後ろを振り返ると
重岡「なんや、また振られたんか？」
そう言って笑う大ちゃんの笑顔はぎこちなくて。
A「え、ちが、」
重岡「まーた慰められに来たん？
俺 ちゃんと言うたやんか、どーせまた振られんで、って」
A「別にそういうわけじゃ、」
重岡「…じゃあなに？なんで戻ってきたん？
お前あいつのこと好きやったんちゃうの」
初めて見た大ちゃんの怒っている顔。
A「私は、私は…」
何を言ったらいいかわからなくなった。
なんて言ったら伝わるか、わからなくなった。
重岡「…同情とかならいらんからな。
はよ望んとこ戻れって」
はぁ、とため息をついた大ちゃんは私に背中を向けた。
A「っ…私、大ちゃんが好き」
重岡「………は？」
A「私の好きな人は大ちゃんなの！
私が幸せになるには大ちゃんじゃなきゃだめなの…！だから…っ」
重岡「なんやそれ、」
A「大ちゃんが幸せになるのも私じゃなきゃだめなんだよ！だから…だから…っ」
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ひのりーる(プロフ) - 一波さん» 前作、今作とコメントありがとうございます(泣)頑張ります^ ^ (2019年4月16日 23時) (
レス) id: 7a7ddd48ba (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 更新分まで読み終わりましたー!この二人見てると微笑んでまいますね(^^)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月16日 2時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2019年4月14日 1時
