11話 ページ11
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A「そういえば食べるものとか何も無いや」
冷蔵庫の中は空っぽ。
重岡「しゃーない、買いにいくか!」
そう言った大ちゃんの顔は嬉しそうで。
A「…なんでそんな嬉しそうなの」
重岡「俺、夜にふらっと買い物行く感じめっちゃ好きやねん。コンビニとかドンキとか」
…そういえば大学生のときは よく一緒に夜中にアイスとか買いに行ったっけ。
夜通しゲームしたり、くだらない話で盛り上がりすぎてそのまま朝がきちゃったり…
懐かしいなぁ。
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私は部屋着のジャージに着替え、大ちゃんも私の家に置きっぱなしだった元カレのジャージに着替えた。
重岡「うーん、元カレのかぁ…
サイズぴったりやなぁ…複雑や…」
ジャージのズボンを引っ張りながらそう言った大ちゃん。
A「ごめんね、それしかなくて」
1度だけ泊まりに来たときに
『次来た時の為ね』
なんて言って置いていったジャージ。
でも、 “ 次 ” なんてなかった。
重岡「…んな顔すんなや」
くしゃくしゃっと髪を乱されて
A「ちょ、なにす…」
重岡「おっしゃコンビニまで競争な!勝ったほうがアイス奢りー!」
全力で走り出す大ちゃん。
A「え、ずるい!待ってよ!」
私もあとを追って走り出した。
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ひのりーる(プロフ) - 一波さん» 前作、今作とコメントありがとうございます(泣)頑張ります^ ^ (2019年4月16日 23時) (レス) id: 7a7ddd48ba (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 更新分まで読み終わりましたー!この二人見てると微笑んでまいますね(^^)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月16日 2時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひのりーる | 作成日時:2019年4月14日 1時