星章短編集part7 (ページ38)

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白鳥つむき&早乙女聖也【雑愛】新作ページ38

‐設定‐
A:星章学園サッカー部マネージャー
白鳥:星章学園サッカー部
早乙女:星章学園サッカー部
※二人はAの前では素直になれない。

朝練のこと

A「おはよう」

グランドに行くともう選手たちはユニホームに着替えて練習していた

水神矢「おはよう、今日遅かったな」

A「朝…色々あって」

佐曽塚「Aって電車通学だったよな？」

A「うん。」

佐曽塚「遅延か？」

A「……そんな感じ…でも大丈夫」

水神矢「何かあったら相談乗るからな」

A「ありがとう水神矢くん」ﾆｺｯ

早乙女「やーい！ゴリラ～遅刻は厳禁だぞ！」

A「……。」

白鳥「…どうした…元気無いじゃないか…まあお前なんて来なくても支障は無いけどな」

折緒「また始まった」ﾎﾞｿｯ

A「わかってるよ!!」

八木原「Aちゃん…。」ﾎﾞｿｯ

白鳥『今日のAは何か…ピリピリしていると言うか…沈んでいると言うか…』

そんなことを考える暇もなく部活は始まった

inベンチ

久遠「日向川、朝…大変だったそうだな

学校の方に報告が来た」

A「はい…お騒がせしてすみません」

久遠「嫌…お前が無事ならいいんだ」

それを聞いていた選手たちがベンチに来る

早乙女「ゴリラ何かやらかしたの？」

早乙女はAの後ろからそう言う

白鳥「いつかは問題を起こすとは思っていたが…」

水神矢「おい、白鳥!!早乙女!!」

佐曽塚「久遠監督!!何があったんですか」

A「私から言います…。

私が遅刻したのには理由があります」

早乙女「どうせ、母親と喧嘩とかでしょ」

白鳥「下らないな」

水神矢「黙って聞け」

早乙女&白鳥「「!!」」

A「今日…いつも通り電車で通学してたんです。

その時…痴漢に会ってしまい…怖くて…でもその時居合わせた男子中学生に助けてもらって…その痴漢をした男は現行犯で捕まったんです。そのあと事情を聞かれていたんです。」

水神矢「…嫌な思いをしたな」

A「私…怖くて怖くて…」ﾎﾟﾛｯ

佐曽塚「泣くな…Aがなくと俺まで」

水神矢はAを優しく抱きしめ、折緒は優しく頭を撫でる

早乙女「ねぇ…それ本当？」

折緒「お前まだそんなこと！」

早乙女「その男…始末しないとな…」

白鳥「俺も手を貸す」

水神矢「やめろ…それにもう捕まってる」

久遠「今日の練習は中断する。」