星章短編集part3 (ページ6)

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水神矢成龍&灰崎凌兵【幼馴染】ページ6

‐設定‐
A:星章学園サッカー部マネージャー(1年)
灰崎:星章学園サッカー部
水神矢:星章学園サッカー部キャプテン

A「凌兵、今日も行くの？」

灰崎「ああ」

最近病院ばかりで私に構ってくれない…。

昔からずっと好きなのに…でも、凌兵に取って私はただの幼馴染…。今は茜にしか興味ないんだよね…。

私にとっても茜は大事な人…だから…昔みたいに元気な茜に戻って欲しい。

水神矢「どうしたんだ？こんなところで突っ立って」

A「別に…なんでも。」

水神矢「灰崎のこと気にしてるのは分かる…でも、お前にも部活にはちゃんと出てほしい」

A「はい…。」

バサッ

Aの肩に水神矢が自分のジャージをかける

水神矢「いつでも戻って来いよ」

と、去ってしまった

A「……」

・

・

・

Aはその次の日から部活に出ることにした

早乙女「久しぶりだね」

A「お久しぶりです。」

白鳥「心配してたんだぞ

特にキャプテンが」

A「え？キャプテンが？」

白鳥「今は普通に自主練してるけど、昨日までオロオロしてたからな」

A「そうだったんですか…。」

灰崎「……」

しかも今日に限って凌兵がいる

A「凌兵」

水神矢「日向川、ちょっといいか？」

A「はい」

灰崎「ﾁｯ」

・

・

A「なんですか？キャプテン」

水神矢「特にこれって言うのはない…。でも

))ｷﾞｭｯ

お前が心配なんだ。」

A「キャプテン…？」

抱き締められているA

でも状況をわかっていない

A「どうして」

水神矢「お前が好きだ

だから心配なんだ…。いつかお前は遠くに行ってしまいそうで…」

A「でも…私は」

水神矢「灰崎が好きなんだろう？」

A「………

正直わからないんです。自分の気持ちが…」

水神矢「だったら…わかるまで俺の側に居てくれないか？」

A「へ？」

水神矢「少しずつでも…灰崎じゃなくて、俺を思ってほしい」

A「キャプテン」

水神矢「あと…

名前で呼んでくれないか？」

A「名前」

水神矢「成龍って呼んでくれ」

A「せい…りゅう…」

ｷﾞｭｯ

水神矢「ありがとう」

それを見ていた人がいた

灰崎「ﾁｯ」