今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:14,649 hit
小|中|大
17 ページ17
K side
次の日、藤ヶ谷は俺のために仕事を休んでずっとそばにいてくれた。
さすがに本当に迷惑を掛けたくないと言ったのだが、もうそれは禁句ねと言われ、言いくるめられてしまった。
F「うどんとかなら食べられそう?」
K「うん…ありがと、藤ヶ谷」
F「また出来たら持ってくるな」
藤ヶ谷が持ってきてくれたうどんはとても優しい味がした。
それを食べてまた泣きそうになってくる。
いつも風邪を引いたときはひとりで静かに耐えていたから。苦しくてもひとりずっと耐えていた。
でも今は、藤ヶ谷がいて心配してくれている。
ずっとそばにいてくれて、看病してくれて、嬉しかった。すごく、すごく。
今までに感じたことのないあたたかい気持ちにつつまれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
60人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あかつき。 | 作成日時:2023年5月31日 0時