復讐の先に

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K side

最近少しずつ家事をするようになった。掃除をしたり洗濯をしたり。


今日は全然できていなかったから少しだけ掃除をして藤ヶ谷を待った。



F「ただいま」

K「おかえり…！」



F「あ、今日も掃除してくれたの。別にしなくていいのに。でもありがと」

K「うん」



F「じゃあ、ご飯にしようか」




いつも通り食卓につく。美味しそうな料理が並ぶ。


普段なら箸が進むのだが、体調がよくないからか食欲がわかない。
そんな俺に気がついたのか、藤ヶ谷が声をかけてくる。


F「どうした？食欲ない？」

K「へ？いやっ、全然！元気だよ…！」


F「そう…？」

K「今日もごはんおいしいよ藤ヶ谷、最高！」



実際、とてもおいしいし、毎日誰かとこんなに美味しい料理が食べられるなんてなんて幸せなことだろうと思う。



心配…してくれるかはわからないけれど、心配かけたくなくて、迷惑かけたくなくて、ごはんをかきこんだ。



F「…」

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