恋を知るまでの_2 (ページ5)

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力が入らないし、頭はぼーっとするし、体はもっと快楽を求めているけれど、まだ俺はわずかに理性が残っていた。

このまま流されるわけにはいかない。

藤ヶ谷と俺は幼馴染だ。弟みたいなやつとこんなことしてはいけない。

弟離れするって決めたことじゃないか。

K「ふじがやッ…待てっ……お前とは、こういうことはしたくないっ…」

F「なんでっ…初対面の男とはセックスしてるんだろっ」

K「それはっ…」

F「だったら俺でもいいじゃんっ…俺、北山の気持ちいいところ知ってるよ？ずっとこういうことしてきたじゃん…初対面の男よりずっと知ってる俺の方がいいでしょ？」

K「おまえは弟みたいなやつだからっ…、俺は弟離れしなくちゃで、」

F「弟、弟ってなんだよ！」

F「…弟離れってなんだよ…お前は俺とずっと一緒にいればいいんだよ…北山も、本当は俺と一緒にいたかったんでしょ？」

K「ッ…ぅあッ…」

先程出した俺のモノを○滑油代わりにして、後ろを指でほぐし始めてくる。

久々に感じる藤ヶ谷の指の感触を体は明確に覚えていた。入れられるだけでどうしようもなく気持ちがいい。

俺の体はこの先の快感を求めているようで勝手に動いてしまう。いつもは指だけでこんなふうにならないのに。

なんでこんなにも気持ちいいの。

イイトコロを触られて声が出てしまうのはもちろんのこと、藤ヶ谷が何をしても大きな快感が体中を襲う。

F「感度よすぎ…いつもこんな風になるの」

K「んんッ…わかんなっ…いつもよりずっと、イイッ…」

F「っ…」

K「っはぁッ…ぅあぁッ…」

ずぽ…と指が抜かれてつかの間の休息が訪れたかと思えば、すぐに藤ヶ谷の大きなモノがあてがわれた。

いつの間にかゴムを付けていた藤ヶ谷のそれは、先が当たるだけで後ろがひくついて、今にも飲み込もうとしているのが自分でもわかる。

体が藤ヶ谷を求めている。