22話【友達】 ページ27
次の日
親からの承諾を得た入部届けを朝1で顧問の先生に出し、放課後から部活参加が認められた。
私の入部により、マネージャー募集は打ち切られた
1年2組
A「……」
まだこのクラスに友達がいない私
席に着くと
黒田「お前、昨日自転車部にいたよな」
A「あ、はい」
泉田「雪、急に話しかけたら迷惑だろ」
黒田「それもそうだな、俺、今日から自転車部の黒田な、昨日自己紹介したけどな」
泉田「僕は泉田だ。蝶江だったよな」
A「うん」
黒田「選手か？マネージャー？」
A「マネージャーだよ」
黒田「そうか、同じ部活同士よろしくな」
A「うん」
私たちはそれから仲良くなった
放課後部活
新1年は集められた
荒北「」ｸﾝｸﾝ
荒北さんは新入部員の匂いを嗅いでいる
A「あれは何をしているんですか？」
私は隣にいた新開さんに話しかけた
新開「靖友は鼻が凄いからな、あれでわかるんだよ」
A「へぇ」
そんなことも終わり、メニューに入った
A「あの」
主将「ん？」
A「ドリンクの粉とかってどこですか？」
主将「それなら、こっち」
主将は優しく教えてくれたが…それは私だけにらしく
黒田「主将何で蝶江だけに優しんだよ」
A「そうなの？」
黒田「天然かっ！」
泉田「仕方ないだろ、たった一人のマネージャーだ、辞められたら困るのだろう」
A「辞めないよ、私」
それから数日後
葦木場「あの」
A「葦木場くん、だったよね？」
葦木場「うん
マネージャーの仕事手伝う」
A「え？でも葦木場くんは練習が」
葦木場「俺には向いてないみたい」
A「え？」
葦木場「このままマネージャーになろうかなって」
A「勿体無いよ！」
葦木場「……」
東堂「A！タオルをくれないか？」
A「はい！」
この時、葦木場くんが悩んでいたことに何で気づけなかったんだろう
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作者名：ひばり | 作成日時：2018年3月21日 16時
